2013年5月2日木曜日

マレーシア、問題は変革の中身


ファイナンシャルタイムスから抜粋



マレーシアの現状;
汚職や縁故資本主義のまん延に対する怒りも高まっている。

多くの国民は「ブミプトラ(土地の子)」と呼ばれるマレー系市民の優遇策が寿命を終えており、それが国の発展を妨げているとの正しい結論を出している。


台湾の1人当たり所得はマレーシアの2倍以上で、マレーシアは台湾のようにもっとよい経済実績をあげられたかもしれない。

製造業による輸出は長い間低迷しているし、地元の鉄鋼産業や自動車産業を育成する試みは失敗に終わっている。


甘やかされたビジネスマンにとっては国際的に競争するよりも簡単にもうけられる国家契約を狙うことのほうが楽だ。



今回の選挙の焦点は2つある。


政権が交代する場合、危機を招くことなくそれを実現できるかどうか。


もう一つは、人種と保護政策を基本とする制度を競争と功績に根ざした制度に変えられるかどうかだ。


野党連合を率いるアンワル氏はそれが求められているというが、野党連合は経済政策についてあいまいだ。



私の周囲の中華系の知人たちは、人前では選挙の話をしないが、5日の投票には相当力が入っているようだ。選挙のために実家のあるイポーへ帰ったりと、表には出さないが気合が入っているね。

ペナン島では、出遅れていた感のあるPR陣営であったが、選挙終盤になって使用許可が明らかになったのかロケットの旗が多く見受けられるようになった。(BNによるロゴ不許可の陽動作戦が効を奏したようだ)


チャイニーズスイミングクラブ前からタンジュンブンガ方面を撮影、右奥のコンドはCove。