2013年10月15日火曜日

知られざる「加藤談話」



朝日新聞が張り切って、社説でも昨年、李明博大統領が来日したとき、野田首相が元慰安婦に謝罪して金を払う「政治決着」をしようとしたことを賞賛し、「元慰安婦の存命中にこの問題に区切りをつけ、日韓関係を修復することが急務」だとして安倍首相に同様の政治決着を迫っている。

バカじゃないの、というしかない。この問題が朝日の誤報から始まったことにほおかむりして、韓国の「反発」を抑えるために事実に反する「謝罪」をせよなどという話に、この問題を最初から追及してきた安倍氏が乗ると思っているのか。まず朝日が誤報を謝罪することが解決の出発点だ。
(中略)
少なくとも日本政府は、上のように関与については謝罪し、アジア女性基金に間接的に資金援助もしているからだ。

問題はこういう日本政府の妥協案も拒否し、ひたすら何の証拠もない「強制連行」を認めろという韓国政府にある。彼らはそれが嘘であることを知っているが、嘘も100回つけば本当になる。安倍首相がこの問題に沈黙を続けているかぎり、韓国の嘘は朝日新聞やNYタイムズなどによって世界に増殖するだろう。
池田信夫blog;知られざる「加藤談話」より