2013年10月17日木曜日

韓国が戦争犯罪を認めない訳



Newsweek記事では日本の韓国統治を色眼鏡で見ながらも、韓国のベトナム戦争当時の残虐行為(戦争犯罪)について言及している。

 韓国政府、マスコミ、学者、民間人も一様に戦争犯罪ついて認めていない。
 ベトナム戦争は既に過去の話で、今更考慮に値しないという歴史認識である。

 その問題の根本にあるのは「人種差別」で、ベトナムなど歯牙に掛けない韓国人が多いという。
 ただし、日本には「本当に気に障る」らしく、日本の悪行を暴くといえばたちまち国民は団結する。
 「格下」のベトナムで自ら行った蛮行は気にしないが、日本にされたことは絶対に許せないというわけであるという。

 韓国人の事大主義の表れであり。「人種差別思想」である。
 韓国人は日本が「格下」であるのにもかかわらず、分を弁えず、上に立ったことが許せないのである。

 その怨みが歴史認識である。つまりは常に日本は格下と言い続けなければならないというわけである。それを確認しないと自尊心が満足されないということである。その心は日本人に対する人種差別意識である。

 古くは朝鮮通信使の時代から、第三国人(戦勝国民意識)問題、竹島問題、歴史認識問題まで日本人を差別し、自尊心を膨らませてきたのである。

 この点を勘違いした日本の韓国に媚びる派、親韓国と褒められるマスコミ等々が、日本が逆に韓国を差別していると意図的に韓国に媚び迎合する発言をし、韓国の隠された裏返しの日本人差別を増長させている。

 こうして韓国は、日本に対する人種差別を蔓延させている。

註:「韓国が戦争犯罪を認めない訳」http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131016-00010003-newsweek-int
  「韓国日本敵視」http://blogs.yahoo.co.jp/hiromichit1013/64162569.html
  「韓国情緒法」http://blogs.yahoo.co.jp/hiromichit1013/64031819.html
  「在デンバー総領事館情報漏洩韓国フィクサー?」http://blogs.yahoo.co.jp/hiromichit1013/63820913.html
  「歴史捏造主犯は福島氏」http://blogs.yahoo.co.jp/hiromichit1013/63426588.html

以上、海洋戦略研究より

日本の植民地支配を非難する韓国だが、ベトナム戦争で行った残虐行為は一切認めない
 ただでさえ東アジアは緊張しているのに、日本と韓国の保守強硬派は互いの国の過去を暴き、そっちのほうがひどいと非難の応酬をしている。そのあおりで、韓国兵がベトナム戦争で行った残虐行為に光が当たっている。

 日韓の因縁は1910年から45年まで続いた日本の統治時代にさかのぼる。近代化と称して強制労働が課され、性的虐待が行われ、学校では韓国語の使用が禁じられた。
 
 日本憎しの思いが高じて、アメリカは原爆で太平洋戦争を終わらせず、日本を徹底的に打ちのめせばよかったとネットに書き込む韓国人もいる。

 対して日本の保守派は、韓国兵の過去の残虐行為を持ち出して反撃に出ようとしている。

 ベトナム戦争の際、韓国は30万もの兵士を南ベトナムに送り込んだ。海外メディアは米軍の残虐行為に焦点を当てたが、韓国軍部隊はその非情さで知られていた。

 米軍の介入が本格化した60年代後半に、韓国軍はベトナムの中央高地の複数の村で住民を大量虐殺した。元韓国兵やベトナム人生存者の証言によれば、ビンタイでは村民の家屋に火を放ち、逃げ惑う人々に無差別に発砲したという。ソンティンやタイビンなどでは村民を無差別に処刑したとされる。

 日本の保守強硬派は、旧日本軍の「従軍慰安婦」と同様の事例が韓国軍にもあったと非難する(韓国兵とベトナム人女性の間に生まれた多数の混血児「ライダイハン」の存在は知られているが、そのどこまでが性的虐待の結果かは不明だ)。

 韓国兵がベトナムで村人を虐殺したのは、村人に紛れた共産ゲリラの襲撃を恐れたからだ。韓国軍は1度の攻撃で数十人ないし数百人を殺害したという。旧日本軍の行為に比べれば規模は小さいが、残虐行為に違いはない。韓国でも一部の市民団体は事実関係の検証を求めている。
認めても謝ってもいない
 だが日本政府と違って、韓国政府は自国の過去の蛮行を公式に認めようとしない。「このような意図的で組織的な民間人の虐殺を韓国軍が行うことはあり得ない」と韓国国防省の広報官は言う。「あればとっくに公になっていたはずだ」

「韓国軍は共産化を食い止めるために戦い、規律正しく任務を果たした。ベトナム女性への性的搾取は一切なかった」とも。

 専門家によれば、資料不足で韓国兵の関与は確認しづらい。アメリカでもベトナムでも、米軍のソンミ村虐殺事件や枯れ葉剤使用については精力的に調査が進められた。だが韓国は80年代後半まで独裁政権下にあったため、批判的な報道は存在しなかった。

「韓国兵の行為にはメディアも人権活動家も目を向けなかったから、韓国側は知らぬ存ぜぬで通すことができた」と、ベトナム戦争の元従軍記者でベトナムや韓国についての著書もあるドナルド・カークは指摘する。「以前、ベトナムで戦ったことのある韓国兵が300人殺したと自慢げに話すのを聞いたこともある」

 今日、ベトナムと韓国は経済的に強く結び付いており、どちらの側にも過去をほじくり返す気はなさそうだ。ベトナムへの投資額で韓国は世界第4位、二国間援助額では第2位だ。ベトナムのグエン・タン・ズン首相も、韓国を今日の繁栄に導いたサムスンのような財閥の成功例に学びたいと公言している。

 韓国人も、今さらベトナム戦争の話はしたがらない。韓国は民間人虐殺を認め、謝罪すべきかと問うても、韓国の学者や政治家は口を開こうとしない。

 韓国のある女子学生に言わせると、ベトナム戦争などは過去の話で、今さら考慮に値しない。問題の根本にあるのは「人種差別」で、ベトナムなど歯牙にもかけない韓国人が多いという。

 ただし日本は「本当に気に障る」らしい。占領統治の歴史と戦後のライバル関係もあり、日本の悪行を暴くといえばたちまち国民は団結する。

 「格下」のベトナムに自ら行った蛮行は気にしないが、日本にされたことは絶対許せないというわけだ。
ジェフリー・ケイン

以上、Newsweek日本語版より