6年前にベストセラーになった『反転闇社会の守護神と呼ばれて』(幻冬舎アウトロー文庫)という本を覚えておいでだろうか。
著者の田中森一さん(70歳)はかつて腕利きの特捜検事だった。だが、上司らと対立して44歳で退官。その後一転して、検察の捜査対象になった政治家、暴力団幹部、仕手筋などの弁護人となり、「闇社会の守護神」とまでいわれるようになった。
そんな豹変ぶりが災いしてか、やがて彼自身が検察の標的になり、'00年3月、東京地検特捜部に逮捕された。〝地下経済の帝王〟といわれた許永中氏と共謀して約180億円の手形をだまし取った容疑だった。裁判では無罪を主張したが、'08年2月に実刑が確定して収監された。
その田中さんが約5年ぶりに滋賀刑務所を出所し、JR浜松町駅近くの事務所で論語塾を開いたと聞いたのでインタビューに行った。
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