ペナンの住宅地区でもあり商業地区でもあるPulau Tiks(PT)、この地区の主要3道路であるKelawei, Burma, Gurney Dr,(一部を除く)が、先月27日から一方通行へ変更となった。過去記事は、こちら
朝夕のラッシュ時、学校の登下校時など、この地区を利用する住民やドライバーからコンプレインの嵐が吹き捲っているようだ。
8月2日付けStarの地方版Metroに掲載された記事
→New routes, longer travelling time
タンジュントコンから娘さんを毎朝、Lorong Maktabにある学校へ送っている主婦は、これまでケラワイ通りから右折すれば良かったが、今はJalan Bagan JermalからJalan Burmaに左折しなければならなくなったと嘆いている。
同日付Starには、読者投稿記事として、70歳を過ぎた両親がプラウティクスに長く住んでいるが、すぐ近くの市場に行こうとしても、一方通行となり、間断なく流れる車のために、道路を渡れなくなったとの苦情が、読者投稿されていた。
確かにJalan Bagan Jermalは朝のラッシュ時は渋滞になっているようで大変だと思う。 しかし、その先のJalan Gottiebは12時過ぎと17時の下校時は、昔から迎えの車で市民は渋滞を余儀なくさせられている。
毎朝、子供の送り迎えに自家用車を利用するのも問題だと思うけどね。下校の後も塾だとか、両親が送り迎えしなければならない事情も判らないでもない。
一方通行だけの問題でもなさそうだが、ペナンの慢性的な交通渋滞解消には、一方通行への道路変更では片付かない。道路を増やすか、車を制限するか、公共交通手段をもっと導入するか、大胆な改善策が必要なのは言うまでもない。
今回の処置は、Gurney Paragonのオープンに伴う、不動産会社Hunzaへの配慮が窺える。
私は、今回の道路変更を悪いとは言わない。何もしないより取り敢えずやってみたという感じのMPPPの対応は、如何にもマレーシアらしい感じがする。
また、ドライバーが今回の道路変更に慣れて、最短時間での通過又は到達出来るコースを、ドライバー自らの学習に期待するというMPPPのコメントもまた、微笑ましい。
日本なら緻密に交通量調査などフィジビリティ・スタディを行って、変更後の車の流れを予測して、混乱を最小限に留める努力はするだろう。
ここは日本じゃないので、岡目八目興味深く、事の次第を見守らせてもらおう。お試し期間の終わる3ヵ月後、MPPPがどんな決断するか楽しみだ。
Traffic in the Pulau Tikus vicinity is currently chaotic as major roads in the area have been turned into one-way flow.
大きな地図で見る