2013年12月2日月曜日

2億年前の巨大隕石



2億年前の巨大隕石 衝突の証拠、日本で発見 広島型原爆の30億倍、生物大絶滅の引き金か

2013.12.2 08:30 (1/3ページ)宇宙
 約2億年前に地球に衝突した巨大隕石(いんせき)の証拠が日本で見つかった。大規模な環境変化が起き、多くの生物が死滅した可能性がある。恐竜を絶滅させた隕石衝突のはるか以前にも、大事件が生き物たちを襲っていた。(長内洋介)
直径8キロ
 カナダ東部のケベック州に直径100キロに及ぶ巨大クレーターがある。中生代三畳紀後期の2億1500万年前、隕石の衝突で形成された「マニクアガンクレーター」だ。
 熊本大の尾上哲治准教授(地質学)らは、この隕石から放出された物質を岐阜県と大分県の地層で発見。元素分析の結果、隕石は最大で直径約8キロ、重さ5千億トンの巨大サイズだったことを突き止め、9月に論文を発表した。
 巨大隕石は衝突時のエネルギーで高温になり、蒸発して雲が発生。温度が下がると、水蒸気が冷えて雨粒ができるように、隕石の成分が凝固して球状の微粒子ができ、地球全体の大気中に拡散した。
 やがて微粒子は降下して海底に堆積した。海底のプレート(岩板)は、地下深部から上昇するマントルの影響でゆっくりと移動し、日本列島に到着。海溝から列島の下に沈み込む際、表面の堆積物がはぎ取られて陸側に貼り付き、地表まで押し上げられた。
詳細はこちら
 MSN Japan産経ニュースより