2014年2月11日火曜日

パンドラの約束


 原発問題を題材にしたロバート・ストーン監督は、ドキュメンタリー映画「パンドラの約束」で、そうした環境活動家がエネルギー事情を知るに連れ、原発推進派に転向していく様を描いている。情緒的な感覚から反原発論者になるタレント文化人が多いなか、試写会では見る者に冷厳な事実を突きつけてくる。
 彼らは非難を承知でカメラの前に身をさらし、反原発を放棄することになった経緯を語る。その一人、環境活動家のシェレンバーガーさんは、福島第1原発事故のテレビ映像が米国で流されたとき、茫然(ぼうぜん)自失の状態になったと証言した。反原発の旗手から一転、原発推進に宗旨変えした直後だったからである。
詳しくは、

反原発を放棄した人々 冷厳な事実描いた「パンドラの約束」 湯浅博