2013年4月29日月曜日

靴紐の微妙な緩さが日本の文化だ!

NHKを観ていたら、靴を脱ぐというのは、大事な日本のおもてなしだと言っていた。


訪日する外国人(特に欧米人だろう)は、いつ靴を脱ぐのかドキドキワクワクしているのだという。あの星野リゾートの社長が言っていたので、多分本当なのだろう。


私の知っているアメリカ人の何人かは、自宅で靴を脱ぐルールを作っていた。家の中が汚れないと靴を脱ぐ習慣を取り入れたアメリカ人の家は多かった。


私がスタートアップに参加した米国工場も、コンピューター室は靴を脱ぐようにしていた。 最初は戸惑っていた現地従業員も、次第に慣れて来たが、ある現地従業員に言われたことがある。


「日本人は几帳面な性格だと思っていたが、靴を履く時は、靴紐を締めないんだなぁ。 レイジー(Lazy)なところもあるんだと知って安心したよ。(^^♪」


工場では、殆どの従業員がスニーカーを履いていた。 アメリカ人にしてみれば、靴を脱ぐ時は紐を緩めるもの、履く時は靴紐を締めるのが当然な訳だ。


我々、日本人は日に何回も靴を脱いだり履いたりするので、靴紐を緩めなくても、脱いだり履いたり出来る丁度よい緩さで靴を履いている。


だから、靴を履くときも靴紐を締め直したりしない訳だが、これが怠惰な性格に、アメリカの連中には写るらしい。



先日も、NZ人のロバートを車に乗せて、ハイキングへ行った時、車の中でハイキング用のスニーカーに履き直し、車を降りてつま先をトントンとして靴を履いたら、ロバートが「息子と同じことしてる」と言って微笑した。



アングロサクソンの連中には、靴紐の微妙な緩さが、怠惰な性格にしか見えないのは非常に残念だ。

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